メアリ・ホフマン文/ロス・アスクィス絵/少年写真新聞社/2018年
少し前の時代には、「両親+子ども」というのが、「家族」の一般的なとらえかたでした。でも、現代の家族のかたちは「いろいろ」。この絵本の表紙に並んでいる家族も、父親+母親+子どもの家庭ではなく、ひとり親家庭、同性カップル+子どもの家庭、祖父母と孫の家庭と、さまざまです。裏表紙には、笑顔の家族だけでなく、不安な顔で寄り添う家族、親にどなられている子ども、暗い顔で別々の方向を向く夫婦と泣いている赤ちゃん、いがみあう夫婦……そんな肖像が描かれています。
本文の多くでは飼っているペットのこととか、家族の趣味のこととか、なんでもないような「違い」について書かれていますが、そんなちょっとした「違い」も、もっとずっとシリアスに感じてしまいがちな「違い」も、同じように「どの家族もいろいろ」「ただ違ってるだけ」というふうに大きくつつみこんでくれるような絵本です。
★日本子どもの本研究会選定図書
★全国学校図書館協議会選定図書
★JBBY「おすすめ! 世界の子どもの本」(2019)掲載
★2013年IBBY(国際児童図書評議会)障害児図書資料センター推薦図書