マット・ヘイグ作/クリス・モルド絵/西村書店/2021年
「クリスマスは世界を救う」シリーズに登場する辛口キュートな妖精が主人公。妖精は、真実しか口にできないばかりに家族もエルフもウサギも怒らせ、みんなに嫌われています。この日もトロルを怒らせ、思いきり放りなげられ、飛んでいった先には……悲しそうな人間の女の子がいました。女の子の家は父ひとり子ひとり。父親が失業し、お金がなく、住み慣れた家を出て友だちのひとりもいない知らない町で暮らすことになったのです。そのうえ、大好きなおばあちゃんの病気が重くなり、治る見込みはないとお医者さまに告げられました。妖精はそんな女の子に、ただ厳しい真実を伝えて終わりにすることはできませんでした。絶望という深い穴からぬけだせるよう、真実の言葉ではしごをかけてあげたい。そう思いたち、懸命に女の子をなぐさめ、はげまします。
真実の妖精とともに、『クリスマスを救った女の子』『クリスマスをとりもどせ!』で彼女の相棒として登場したネズミのマールタも出てきます。
●YouTube紹介動画
https://www.youtube.com/watch?v=87otEYeWSsw