2023年は・・・
- 杉本 詠美
- 2023年12月31日
- 読了時間: 2分
おかげさまで、絵本3作を出していただけました。

(ともに サラ・オレアリー文/ジュリー・モースタッド絵/化学同人)
『いえ あるひ せんそうが はじまった』(カテリナ・ティホゾーラさく/オレクサンドル・プローダンえ/汐文社)
オレアリー&モースタッドの2作は、長年の持ち込みがかなったかたちでした。好みの分かれる絵本かもしれませんが、このシリーズで描かれる温かい親子のやりとりをわたしは愛してきました。3歳になっておしゃべりも上手になった孫娘がこの作品を気に入ってくれて、パパとの絵本タイムを楽しんでいると聞き、幸せに感じています。
絵本に出てくる男の子ヘンリーは、パパやママから自分が小さかったときの話や、自分がパパとママのもとへやってきたときの話を聞くのが大好きで、いつもいつもそれをせがむのです。そんな楽しく幸せな時間が、この絵本を通じて、小さなお子さんのいらっしゃるたくさんのご家庭にも生まれるといいな、と願っています。
『いえ あるひ せんそうが はじまった』の翻訳の依頼を受けたのは、春のことでした。この絵本が出版されるころにはウクライナの人々が攻撃におびえることなく、希望をもって街や暮らしの再建に歩みだせていますように、と祈っていましたが、今も胸を締めつけられるようなニュースが途切れなく届く毎日です。ガザの惨状も同様です。どうか、破壊や暴力でなく理解や共感を選び、ささえあう、寛容な世界に向けてみんなが歩きだせる日が来ますように。大きな力をもったひとたちが、道をまちがえませんように。小さな声しかもたないひとびとの願いや叫びが、世の中をよい方向に向かわせますように。
今年も多くのかたがたに、お世話になりました。ありがとうございます。来る年も、どうぞよろしくお願いいたします。新しい年が、今より明るい年になりますように。
コメント