不登校当事者のお話を聞く
- 杉本 詠美
- 2024年1月28日
- 読了時間: 2分
今日は今年に入って初めてのオフラインの会で、不登校の当事者(ご本人と保護者の方)のお話をうかがいに行ってきました。
ここ5年のあいだに国の基準で定める「不登校児」は、区内では倍以上になったそうです。なぜ学校に行けないのかという調査で、理由の1位は「無気力・不安」、2位が「生活リズムの乱れ」。ただこれは学校が出した判断であり、当事者の視点はまったく違っている、そして、無気力や不安が学校に行けない理由だとしても、「なぜ無気力に?」「なぜ不安に?」というところが見えていないのが、不登校対策の課題ということです。いずれにせよ、学校に行けない、行かない理由は、ひとりひとり違うのです。行けない、行かない理由だけでなく、その子が何をしたいのかどうしたいのか、経済力も含めた家庭環境、家庭の事情、そうしたものに公教育のありかた、支援の手が追いついていない。そんな感想をもちます。都はフリースクールに通う不登校児への月2万円の助成案を発表しましたが、「異次元の少子化対策」を言うならば、国は教育改革、学校改革、子どもの支援を根本的に考え直してもらいたいと、あらためて感じました。
また、今日お話しくださった不登校の当事者のおひとりは事情のひとつとして起立性調節障害、もうひとかたはHSPを挙げられました。こうした、まだ一般に広くは認識や理解が進んでいない病気、障害、特性などについては、その認知や理解を広める、深める役割を児童書、とくに翻訳書がある程度担っているのでないかな、ということを、先日オンラインで視聴した、ノンフィクションの翻訳児童書についての講座の内容を思い出しつつ、考えました。
帰ってから気がついたのですが、今日ちょうどNHKスペシャルで不登校問題がとりあげられていました。それぞれ、NHKプラスで2月3日(土)午後8時14分まで、午後10時49分まで試聴できます。

不登校の子どもはもちろんですが、学校に行けている、行っている子どもについても、教育を受ける権利がはたして守られているのか、形だけのものになっていないか、気になっています。
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