イスラエルとパレスチナに関するIBBYの声明
- 杉本 詠美
- 2023年10月30日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年11月1日
10月18日、IBBY(国際児童図書評議会)がイスラエルとパレスチナの現状についての声明を発表、その日本語訳がJBBY(日本国際児童図書評議会)のサイトに掲載されています。
拙訳書『いえ あるひ せんそうが はじまった』(カテリナ・ティホゾーラさく/オレクサンドル・プローダンえ/汐文社)は、ロシアの侵攻によって家を失ったウクライナの家族の物語でした。戦争の終結、ロシア軍の撤退、国内外に避難しているウクライナの人々が戻りたい場所に戻り、命の危険に怯えることなく安心して心身の傷を癒しつつ復興へ向かえる日が1日も早く来ることを願いつづけていますが、その日はいまだ来ず、そればかりかこの絵本が刊行された4日後に、今度はイスラエルとパレスチナの間に戦争が勃発、以来、凄惨で衝撃的なニュースが日々伝えられています。たがいを尊重し、ともに生きることはそれほどに難しく、さまざまな理由や衝動によって無差別に人を殺し、町や暮らしを破壊することはそれほどにたやすい。その事実に打ちのめされそうになります。こうした暴力を止める方法はないのでしょうか。誰ならば、何ならば、止めることができるのでしょうか。それがわからないなかで、平和を願う人々の気持ちや声が、わたしが思う以上に大きな力をもつことを祈るばかりです。

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