ウクライナ関連書籍(3)
- 杉本 詠美
- 2023年12月28日
- 読了時間: 2分
『いえ あるひ せんそうが はじまった』の翻訳に際して読んだウクライナ関連の書籍のご紹介の続きです。ウクライナ戦争について詳しく知るための一般向けの書籍は、その当時にもすでにいくつも出ていて、それぞれつまみ食いのように読みながらいろいろ勉強させていただきました。今はもっと多くの本が出ていると思います。今回は、子ども向けのものを挙げてみます。子ども向けにしろ、これではもう不十分かもしれませんが。
『ウクライナ侵攻 小学生1000のギモン なんで、せんそうおわらないの?』(NHKネットワーク報道部編/青志社)
4県10校の小学生(おもに5、6年生)から寄せられたおよそ1000の疑問にNHK解説委員のおふたりが答えます。子どもだけでなく、ほんとうは誰もが抱く素朴な疑問。どう答えたらいいのか、何が正解なのか、大人にもなかなかわからないけれど、なるべく答えてあげたい、子どもたちに考えてほしい。いっしょに考えるヒントやきっかけになる本です。
『10代が考えるウクライナ戦争』(岩浪ジュニア新書編集部編/岩波書店)
ロシアのウクライナ侵攻開始から約半年が経過した2022年9月10月に、日本の5つの高校で行われた座談会の記録。生徒たちの率直な思いを伝えるため、言葉遣いや表現は原則として発言時のままにしてあるということです。
各校の記録のあとに、ロシア文学者の奈倉有里さんによる「ウクライナ情勢をどう見るか――学問と文化の観点から」という文章と池上彰さんの「二一世紀の理不尽な戦争をどう考えるか」という文章があり、巻末にキーワード、地図、年表、戦争と平和を考えるためのブックガイド、カバー解説がついています。奈倉さんの文章はとても明快で、若者にも大人にもわかりやすく、自分たちは何をしなければならないかということを大いに考えさせてくれます。
『13歳からのウクライナ戦争 150日新聞』(黒井文太郎監修/宝島社)
ロシアによる侵攻開始からの150日間を、日を追いながら解説。写真、地図、見やすい図表、図解をふんだんに用いていて、時系列で少しずつ把握していけるのがとてもわかりやすいです。この戦争をじっくり最初からふりかえるのによい本。
もうひとつ、読もうとして、ちゃんと読めないままになっていた本があったのを思いだしました。
『中学生から知りたい ウクライナのこと』(小山哲・藤原辰史著/ミシマ社)
せっかく思いだしたので、これも近いうちに読んでおこうと思います。

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