精神障害当事者の声を聞く
- 杉本 詠美
- 2024年4月23日
- 読了時間: 2分
日にちが前後しますが、東京レインボープライドの前日は、精神障害について、当事者の声を聞き、考える、というイベントに行ってきました。当日お話をしてくださったのは、当事者であり、当事者やその家族、支援者が気軽に自分の経験や障がいについて語り合える居場所づくりの活動をするNPO法人の代表、副代表のかたがた。会場からも数人のかたが、ご自分の経験や意見をシェアしてくださいました。
主催者のかたの説明のなかで、精神障害については、日本は海外と比べて現在も隔離的な制度が取られていて、精神病床数は人口比、絶対数ともに世界最大、強制的な入院、長期にわたる入院もいまだに多く、国連からも改善勧告が出ているという説明があり、「世界最大」の言葉には、驚きました。では他国はというと、インクルーシブ。地域で支え、助け合うかたちが多いとのこと。
当事者のかたからも、就職の難しさ、支援の受けにくさで行政と当事者のあいだにギャップがあるということなどのほかに、「日本では、変な人がいると気づくと、かかわらないようにする」「話ができる相手がいない」「自分が行けるコミュニティが少なく、そういうコミュニティがあっても、そのなかに多様性がない」という声がありました。ひとりひとりの症状や、適切な対応は、統合失調症とか、双極性障害といったカテゴリーでくくるだけでは見えてこない、そのひとの個性として受け止めてほしいという言葉は、実際○○さん、△△さんというみなさんの口から語られると、重みがありました。
とはいえ、いまの日本で、とくに都会で、制度として改善できる部分は多々あるとして、地域の側として、どうすれば支え合う社会に変わっていくでしょうか。

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