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ALLY(アライ)の輪を広げる

  • 執筆者の写真: 杉本 詠美
    杉本 詠美
  • 4月7日
  • 読了時間: 4分

 しばらく前になりますが、このサイトのメッセージ欄から、初めて(!)のご連絡をいただきました。それは、誰もが知ってる、お世話になってる、文房具メーカー、コクヨの社員のかたからでした。

 内容は、社員有志でつくっている ALLYグループの活動として、『いろいろ いろんな かぞくの ほん』を使った企画があり、そこに訳者メッセージをもらいたいというものでした。ALLY(アライ)というのは、LGBTQ+の当事者ではないけれど、当事者を理解し、支援するという考え方や、その理解者、支援者を指す言葉です。この言葉もだんだん知られるようになり、それに賛同するひとも増えてきたと感じます。個人やグループでALLYの輪を広める活動をするひと、会社として取り組もうとする企業も、増えているのではないでしょうか。

 今回の企画は、具体的に言うと、参加を希望する社員のかたがたにこの絵本を親子で読んでいただき、そのようすを撮った写真や、絵本を読んでの感想をポップにして、東京・大阪の社内で展示するというものです。もちろん喜んでメッセージを送らせていただいたところ、先日、そのポップを送ってくださいました。


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 ぱっと見ただけで頬がゆるむような、明るく、かわいく、温かい、すてきなポップです。社員のみなさまも、思わず足をとめてご覧になられたのではないでしょうか。

 絵本を読んでいるときのお子さんのごようす、絵本やこの取り組みについての感想として、たとえばこんな声がつづられています。


お父さんが2人、お母さんが2人ってどういう意味??家がないってどういう事??ホームレスって何?って驚いていました。

楽しんでいました!まだ3歳なので、絵本全ての理解はできていないですが、いただいてから数日寝る前に進んで読んでいました。

 絵本を読んでから外に行くと「あれはお母さんと子供だねぇ」等絵本と照らし合わせて話ていました。

いつもは私が読み聞かせるのですが、表紙を見て、取り上げられて1人で黙々と最後まで読み上げていました。

「みんながたのしいことがおおいほうがいいね」という感想でした(年長)

普段生活していると、同じ保育園のお友達やその親くらいしか接する機会がないので、画一的な家族の在り方だけでなく色んな家族の形があるということが知れてよかったと思います。

古い世代の常識を持ち込まないためにも、早いうちから多様な価値観を伝えることが重要だと思いました。

こどもを通じて、自分たちの認識を改めるいい機会にもなるのでとても貴重な経験だった。


 こうしたご感想を読ませていただけたうえ、おひざの上で、おふとんの中で、絵本を読んでもらっている子どもたち、自分で開いてじっと見入っている子どもたち、そんなご家庭でのようすを写真で見ることができて、訳者としてもほんとうにうれしい企画でした。LGBTQ+について知る、というだけでなく、この絵本がおとなにも子どもにも、自分のまわりの世界を広げたり、「そうか!」「そうだね!」と気づきを得たり、共感を生んだり、心を軽くしたり、明るい気持ちにさせてくれたりする絵本として、愛していただけたらいいなと思います。


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 さて、ポップを送ってくださる際、ノートやペンのステーショナリーセットも同封してくださいました。さすがコクヨさん! 文房具は大好きなので、このノート、何に使おうかなあと、うきうきしています。

 それともうひとつ同封されていたのがこちら。


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「カレーのヨコク」。こう書かれると、当然おなじみのあのメロディで歌ってしまいますよね。♪♪カレーのヨコク♪♪

 作っているのは、コクヨの特例子会社であるハートランド株式会社さん。障碍者に就労の場を提供し、安全・安心な野菜の生産を通して社会貢献する、というコクヨさんのこれもまたすばらしい事業のひとつです。コロナ禍にハートランドさんの農園で育てていたサラダほうれん草の引き合いが激減したのをきっかけに、食品ロス問題への取り組みとして始まった商品だとか。これは……ひとことで言って、おいしいです! 機会があれば、ぜひぜひ食べてみてください。



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