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『おじいちゃんの目 ぼくの目』

  • 執筆者の写真: 杉本 詠美
    杉本 詠美
  • 2024年8月4日
  • 読了時間: 2分

 原文との突き合わせのお手伝いをさせていただいた本が、刊行になりました。

 以前文研出版から出ていた『おじいちゃんの目、ぼくの目』(広野多珂子絵/1999年)の同じ訳者による新訳です。


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 左が文研版。おじいちゃんと「ぼく」が並んでベンチに座っている、明るく穏やかな、ほのぼのとした表紙です。目の見えないおじいちゃんは目を開いてちょっとおちゃめな表情を浮かべ、目が見える「ぼく」は目をとじ微笑みを浮かべて、それぞれの「考えごとの木ぎれ」を手に、それぞれの考えごとにふけっています。

 右の新版の表紙では、ふたりはともに目をとじ、並んでチェロを演奏しています。ぴったりと息の合った演奏が聴こえてきそうな動きのある絵です。

 訳はいずれも若林千鶴さんが手がけていますが、新版は一から訳し直した完全新訳になります。文章はタテ書きから横書きになり、文研版にはなかった訳者あとがきがついて、若林さんが中学校で国語を教えていらっしゃったときの、この作品にまつわるエピソードや、作者マクラクランさんとの交流のお話などが書かれています。文研版も広く愛された作品でしたが、ぜひこの新版も多くのかたに読んでいただければと思います。


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